殺処分を逃れた子犬。その6年後、熊本大地震の地に立っていた!

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災害救助犬 夢之丞

 

今回ご紹介する記事は、ネットで話題の災害救助犬です。
今月発生した熊本大地震の被災地にヘリで向かう災害救助犬の「夢之丞(ゆめのすけ)」。 災害救助犬の仕事は、いち早く現場に駆けつけ、瓦礫や土砂の中から一人でも 多くの命を見つけ出すことです。そのため14日の夜中に広島を出発し、翌朝午前8時には現場で捜索活動を開始しました。災害現場などで人命救助にたずさわる夢之丞は、子犬の時に人間に殺されかけたところを保護された犬でした。

 

災害救助犬 夢之丞1

 

2010年11月。紛争や災害の人道支援をしているNGO「ピースウィンズ・ジャパン」のスタッフが夢之丞に出会ったのは、広島県にある動物愛護センターを訪れた時でした。ふと目にした殺処分用のガス室(※ドリームボックス)前に置かれたケージの中で、生後3〜4ヶ月の子犬が小さくうずくまって震えていました。その子犬は、ガス室が満杯になって殺処分が明日に延期されたところだったのです。恐怖から表情が無く、抱え上がると殺処分の順番と思ったのか体を震わせて失禁しました。

ガス室

家畜を安全、能率的かつ安価に屠殺するためガス室が使用されている。また、飼い主に捨てられた犬猫などのペット動物を殺処分する場合に用いられることもある。有毒ガスではなく二酸化炭素を用いるケースが多い。動物は充満した二酸化炭素により、イヌでは30~40%CO2と酸素により1、2分間で麻酔導入され、ネコでは60%CO2の吸入で45秒後に意識を消失し、5分以内に呼吸が停止した(酸素欠乏症)。これらのガス室は『ドリームボックス』と呼ばれることがある。

引用:Wikipedia

 

災害救助犬 夢之丞2

 

ピースウィンズ・ジャパンはこの子犬と、他にも子犬を数匹ゆずり受けます。目的は災害救助犬の育成でした。通称ドリームボックス(殺処分設備)から生還し、夢と希望を託す意味で「夢之丞(ゆめのすけ)」と名付けられましたが、最初は人を怖がって心を閉ざし、ケージから出てこれないほどでした。人間に対する不信感がやわらぐのにまる1年かかったそうです。

 

災害救助犬 夢之丞3

 

救助犬むきとはいえない臆病な性格と思われていたものの、およそ4年の訓練を乗り越えて夢之丞は有能な救助犬へと成長していきした。

 

▼「夢之丞の物語」動画はこちら

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そして2014年、ついに初めての出動をむかえます。

 

災害救助犬 夢之丞4

 

出動先は、同年8月に発生した広島土砂災害の現場でした。多数の死者と行方不明者が出た安佐南区八木地区で、泥まみれの懸命な捜索活動が続けられます。そして20日、押し潰された家屋から夢之丞は1人の男性の遺体を発見しました。木に押し潰された民家に駆け寄り、立ち止まったまま操作者をじっと見つめる様子は、訓練通りの動きだったそうです。2015年4月、夢之丞はこの現場での活躍が評価され、人命の救助等に貢献した動物に贈られる「第7回日本動物大賞 功労動物賞」を受賞しています。

 

災害救助犬 夢之丞7

 

夢之丞はその後も活躍の場を広げ、海外で起きた震災にも救助へ向かっています。2014年末に台風で甚大な被害を被ったフィリピン、2015年4月には、ネパール地震の被災地にも出動しています。災害救助犬は、怪我をしても、体が汚れても、決してひるむことなく、限界まで犠牲者を探し続けるように訓練されています。夢之丞は、ずっと人の命を救うために働いてくれているのです。

 

災害救助犬 夢之丞5

 

今月発生した熊本大地震の現場にも、夢之丞の姿がありました。発生から11時間後には現地へ到着し、ひび割れた道路を歩き、益城町の惣領、安永地区での捜索活動に参加しました。捜索活動は17日まで続けられました。

 

災害救助犬 夢之丞8

 

人間の為に一生懸命つくす、けなげで献身的な夢之丞の姿に多くの人々が心を動かされました。

 

災害救助犬 夢之丞9

 

一度は人間に捨てられ、殺処分されそうになっていた命でしたが、命を助けられ、いまでは人命救助のため働いています。ピースウィンズ・ジャパンが、捨て犬を社会の役に立たせることを考えたのは、殺処分をなくすためだそうです。日本国内では、いまだ年間12万8000頭もの犬や猫が殺処分されています。夢之丞の活躍が動物たちの命について考えるきっかけになることを信じています。

 

災害救助犬 夢之丞10

 

夢之丞の活躍はfacebookでも見ることができます。

 

災害救助犬 夢之丞

 

夢之丞はいまも災害現場の過酷な環境で頑張って働いてくれています。

 

災害救助犬 夢之丞6

 

身勝手な人間の都合で捨てられたのにもかかわらず、人の命を救うため、働く救助犬たちの存在に動物達の命の重さを改めて考えさせられます。ピースウィンズ・ジャパンでは 熊本地震で被災された方への支援活動のために寄付金を募っている他、被災地でのペット同伴で利用できる災害用避難テントを設置する活動も行なっています。また、殺処分ゼロを目的とした救助犬育成のための寄付も随時募っています。

 

▼「災害救助犬 夢之丞」動画はこちら

 

「ピースワンコ・ジャパン」
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